こんにちは、ゆいこです。
6月2日(日)のゲンキの時間は「歯周病」。
今回は、歯周病についてまとめましたよ!
下記クリックで好きな項目に移動します♪
【ゲンキの時間】歯周病
歯周病は、静かなる病と呼ばれるほど痛みがないもの。
自覚症状がないまま進行し、気づいたときには手遅れ・・・というケースがほとんど。
ぐらぐらして歯が抜ける直前の状態であっても、痛みがないのです!
原因にはある細菌が関係しています。
その細菌とは・・・?
歯周病は、歯が抜けるだけでは済まないですよ(>_<)
ほかの病気とも関係しているんです!
【ゲンキの時間】歯周病とほかの病気

歯周病と糖尿病には意外な関係があります!
糖尿病とは、血糖値を下げるインスリンの働きが弱くなる病気のことです。
血管内の糖が多くなりすぎる病気です。
一見関係のなさそうな、歯周病と糖尿病。
どんな関係があるのでしょうか・・・?
初期の歯周病である、歯肉炎。
歯肉炎とは、炎症の初期で歯茎が赤く腫れる状態。
通常は、3~4日で治ります。
日本人の約80%の人がかかっているそうですよ(>_<)
炎症の原因、それは・・・
クネクネ歯周病原菌である悪玉です!
とても質が悪い病原菌なのです。
歯茎が腫れているのは、病原菌と戦った証拠です。
その結果、腫れあがり出血してしまうと、その血液を食べる菌が・・・。
歯周病が悪化すると、とてもくさい臭いを発症します。
歯茎の奥に潜む歯周病原菌が、血液を食べ代謝するする際にガスを発生します。
そのガスが、口臭の原因となってしまうのです!!
それだけでなく、歯周炎という骨が溶ける状態に陥ってしまうことも!
歯周炎とは、炎症が進んで骨が溶けた状態になることです。
歯周病が進み骨が半分溶けた状態になっていると、手の平大の面積の炎症が起こってきます。
それだけの炎症が起きても、痛みを感じないと言うのが、歯周病の厄介なところ。
では、なぜ骨が溶けてしまうのか・・・?
それは、サイトカインが原因。
炎症がおきると、免疫系の細胞がサイトカインを出します。
そのサイトカインが、骨を溶かしてしまうのです!
免疫機能とは、体内に異物が侵入してきたときに白血球などが戦い、身体を守るシステムです。
ん・・・!?
身体を守るシステムであるサイトカイン。
では、なぜ歯が溶ける事になるのか?
免疫機能が働き、菌を攻撃します。
その結果、歯茎が腫れる炎症状態に。
それを放っておくと、より攻撃性の強い、サイトカインを作り出し対抗するのです。
サイトカインは、あまりにも強い免疫機能があり、骨をも溶かしてしまいます!
そのサイトカイン、手の平大に広がった炎症部分から体内に侵入し、インスリンの効果を阻害してしまうのです・・・
それによって、血糖値が上がり、糖尿病を発症!
他にも、動脈硬化、認知症、心疾患、早産・低体重児出産などなど・・・
歯周病になると、歯が悪くなるだけでなく、体全体に影響を及ぼすことになります。
歯周病セルフチェック
○歯茎の色が赤い、もしくはどす黒い
○葉の表面を舌で触るととザラザラする。
○歯磨きのときに歯茎から出血しやすい。
○起床時に口がネバネバする。
○歯の間に食べ物が挟まりやすい。
3つ以上の該当で、歯周病の可能性が!!
【ゲンキの時間】歯周病を予防する正しい歯の磨き方

歯周病を予防するために正しいブラッシング方法があります!
グッと歯ブラシを押し当てて、プラークをこそぎ落とすイメージで磨きましょう。
ここで、ポイントです!
①力まず鉛筆を持つ感覚で
②1回に2本磨くイメージ。角度は45度。歯と歯茎の隙間に入れて20~30往復。
電動歯ブラシは時間短縮におすすめ!
歯科医おすすめの歯周病対策!
それは・・・
○歯ブラシの毛の硬さはふつう
○届きにくい歯の隙間や奥歯には歯間ブラシや奥歯専用の歯ブラシを
○歯磨き粉の量は米粒大から大豆程度で
歯周ポケットに届きやすいので、極細はオススメです。
毛の硬さで「ふつう」をおすすめするのは、歯茎を傷つけないため。
20~30往復する磨き方は、8~10分かかります。
毎回そんなに時間をかけられない、できないという人は1回をきっちりと!
毎食後に磨くのがベストですが、時間がない場合は、1日1回しっかりと丁寧に磨きましょう!
歯磨きの仕上げには、フロスや歯間ブラシを。
毎日の仕上げに使うのがおすすめですよ!
このとき、歯茎を傷つけないように鏡を見ながら丁寧に行うことが大切です。
きっちり磨いていても歯垢や歯石は溜まってしまうもの。
異常がなくても半年から1年に1回。
過去に歯周病にかかった人は2~3ヶ月に1回は歯医者さんへ!!
どうでしたか?
歯周病って、自覚症状がないものなんですね・・・
怖すぎる(>_<)
これをきっかけに、歯医者へ行こうと思いました。
手遅れになってからでは遅いですからね!
歯周病そのものも怖い病気ですが、その他の病気を引き起こすと言うのもまた怖い。
皆様もぜひ一度、改めて歯の健診を^^
「ゲンキの時間」のこれまでのテーマについては以下の記事にまとめています!